【素 材】ミネバリ・漆塗・螺鈿
※納期:2ヶ月でお届け
※受注生産、ハンドメイドの為、商品のお届けまで大変お待たせいたしますが、ご理解くださいますよう よろしくお願いいたします。
お六櫛「夢幻」シリーズ
~YUUNAGI~
燃えるように夕陽が光を放ちながら水平線に沈んで行きます。
広い水面がきらきらと螺鈿の絨毯のようにまばゆいばかりです。
それは無限に続く時のよう。
匠と高級素材
櫛は、信州木曽谷の木祖村で江戸時代中期から続く伝統工芸の「お六櫛」お六櫛です。
お六櫛の本職人はすでにわずか三人。皆高齢ですが確かな技術を有しています。
近年の皇室ご婚礼の儀に妃が髪に留める櫛は、このお六櫛職人の手によるものです。
櫛に使われる素材はミネバリ。カバノキ科の落葉高木(学名:オノオレカンバ)。
斧が折れるほど固く、弾力性があり、ピアノの鍵盤やそろばん玉、印鑑などにも使われ、櫛素材として最適とされています。
木の塊から櫛の形を削り出し、歯を挽き、磨き上げる全てが手作業です。
仕上がった櫛は木祖村から一山越えて、国の伝統工芸指定を受ける漆器の里、木曽平沢で漆塗りされます。
漆の朱に白を加えて白朱を作ります。ひと塗りして数日乾かします。これを幾度となく繰り返し塗り重ねていきます。
先に埋め込んだ螺鈿が隠れるまで塗り重ねます。漆が乾くと今度は表面を研ぎ螺鈿を出します。
表面をさらに研ぎ滑らかにしてさらに磨き光沢を出す。
大変な手間と高度の技術を要する匠の技です。
出来上がった櫛は、まるで深海のように深い金のさざめきと、キラキラ淡く光る螺鈿の透明な輝きが一段と美しく
貴方にささやきかけてきます。
※全商品、ぎやまん飾り台付き(手作りガラス)