【素 材】ミネバリ・漆塗・螺鈿
【サイズ】約W81×H54×厚さ4mm
※納期:2ヶ月でお届け
※受注生産、ハンドメイドの為、商品のお届けまで大変お待たせいたしますが、ご理解くださいますよう よろしくお願いいたします。
お六櫛「夢幻」シリーズ
~KURO-MAJO-眩・両歯~
日々の時の流れの中で、心改まる一瞬そんな。
凛として空気の澄み渡るのを感じ、心地よい緊張が心と身体を走る。
そんな気持ちで対峙したい小さくて美しい櫛がある。
いつもドレッサーに置いて眺めていたい。シンプルなのにいつまでも見飽きる事のない色と輝き。
どんなフォーマルな場所にも連れて行く。
そう私を守ってくれる、幸運を運んでくれる、そんな魔力があるのかもしれない。
日本女性の美しい髪をいつも優しく梳る。いつの時代も変わる事なく貴方の手の中で密かに息づいている。
この櫛は、時の流れとともにスタイルを変え、気品とエレガンスを身につけて大人の女性の高貴な逸品に変身した。
パーティーにもお茶会にも、洋装にも和装にもよく合い、きっと貴方様を美しく引き立てるでしょう。
匠と高級素材
櫛は、信州木曽谷の木祖村で江戸時代中期から続く伝統工芸の「お六櫛」お六櫛です。
お六櫛の本職人はすでにわずか三人。皆高齢ですが確かな技術を有しています。
近年の皇室ご婚礼の儀に妃が髪に留める櫛は、このお六櫛職人の手によるものです。
櫛に使われる素材はミネバリ。カバノキ科の落葉高木(学名:オノオレカンバ)。
斧が折れるほど固く、弾力性があり、ピアノの鍵盤やそろばん玉、印鑑などにも使われ、櫛素材として最適とされています。
木の塊から櫛の形を削り出し、歯を挽き、磨き上げる全てが手作業です。
仕上がった櫛は木祖村から一山越えて、国の伝統工芸指定を受ける漆器の里、木曽平沢で漆塗りされます。
漆の朱に白を加えて白朱を作ります。ひと塗りして数日乾かします。これを幾度となく繰り返し塗り重ねていきます。
先に埋め込んだ螺鈿が隠れるまで塗り重ねます。漆が乾くと今度は表面を研ぎ螺鈿を出します。
表面をさらに研ぎ滑らかにしてさらに磨き光沢を出す。
大変な手間と高度の技術を要する匠の技です。
出来上がった櫛は、まるで深海のように深い金のさざめきと、キラキラ淡く光る螺鈿の透明な輝きが一段と美しく
貴方にささやきかけてきます。
(画像)
※全商品、ぎやまん飾り台付き(手作りガラス)
写真内のくしはイメージです。